呼吸器・耳鼻咽喉科感染症専用キノロン勉強会
大阪市住吉区のよしみ耳鼻咽喉科のスタッフの皆様とバイアル調剤薬局、データ・ボックス薬局の薬剤師に実務実習の薬学生と合同で杏林製薬さんによる呼吸器・耳鼻咽喉科専用キノロン系抗菌薬のラスビック錠の勉強会を実施しました。
呼吸器・耳鼻咽喉科領域の起炎菌に対して高い有効性を示し、抗生剤が効果を発揮できる様に高い組織移行もでき、かつ耐性菌の出現を出来るだけ抑えるように開発された薬剤です。
色々な耳鼻咽喉科で使用されているとのことで去年より医薬品のお話は聞いておりましたが、新薬でどれだけ安全性があるのかなど当薬局でも薬局内での勉強はしていました。
発売して1年以上経ち、色々な医療機関で使用され有効性の話題も聞いていました。
バイアル調剤薬局でも4月に入ってからいつ処方が出ても対応できるように採用していました。
呼吸器疾患や耳鼻咽喉科疾患では、ペニシリン系抗生剤が起炎菌に対しての殺菌作用が強い為ファーストチョイスとしてよく使用され、症状によってはクラリスロマイシンの様なマクロライド系が使用されますが、併用禁忌や併用注意の薬剤もある為、本日勉強会をしたラスビックは、錠剤も小さく、1日1回食事に関係なく服用できる為、使用しやすい薬剤ではないかと考えています。
ただ、耐性菌の出現に関しては、本当に出現頻度は抑制されているのかなど、慎重に勉強していこうと考えています。